PROFILEプロフィール

テニスを通して“挑戦する姿”を届けたい——

初めまして、プロテニスプレーヤー鮎川真奈（あゆかわまな）です。

私は10代から世界を転戦し、さまざまな国の文化や価値観に触れてきました。
そのひとつひとつの出会いや経験が、私の視野を広げ、価値観を深め、人と違う道を歩む強さを育んでくれたと感じています。

プロの世界では、日々が「選択」の連続です。
選び、決断し、行動する。その積み重ねの中で、自分自身と真摯に向き合い続けることが求められます。

いま私が大切にしているのは、ただ「勝つ」ことだけではありません。
プロ選手だからこそ見せられる姿があると信じて、コートに立ち続けています。

テニスの楽しさ、スポーツがもたらしてくれる可能性——
私の姿を通して、そんな前向きな力を少しでも感じていただけたら嬉しいです。
そして何より、私の挑戦を応援してくださる皆さんと共に、歩みを重ねていけたらと思っています。

テニスを通じて、誰かの世界が少しでも広がる。
そんな存在であり続けたいと思っています。

次世代を育むスマイルテニスプロジェクト——

きっかけは14歳のとき、フィリピン遠征中に出会ったひとりの男の子でした。
レストランで食事中、窓の外から食べ物を求めて声を上げる彼の姿に、言葉にならない衝撃を受けました。
その出来事は今も決して忘れない、私の原点となっています。

「夢を追いかけ、好きなことに打ち込むことができること」は、決して当たり前ではない。
そのことを深く実感し、私は自分がいかに恵まれた環境にいるかを痛感しました。

だからこそ、今、恵まれた環境にいる子どもたちに「自分で決める力」や「やり遂げる力」、そして「主体性」を育んでほしいと心から願っています。

現役選手でいる間は、単に「伝える」だけでなく、自らのプレーを通して「見せる」ことができます。
選手として最前線で得たリアルな経験と情報をタイムリーに伝えられる今だからこそこの活動に力を入れて取り組んでいます。

テニスには、こども達の可能性を広げる力があると信じています。
私の経験を、未来の世代にバトンとしてつなげていきたいと思っています。